白内障手術について

白内障手術について

こんな症状はありませんか？

白内障は初期の自覚症状がないため、気付きにくいという病気です。
下記のような症状がありましたら、ご相談ください。

下記の症状はありませんか？

※白内障の進行度合いには個人差があります。

白内障とは加齢と共に水晶体が黄色みを帯び、混濁する状態を言います

眼球内にあるレンズの働きをする水晶体は、凸レンズ状で光を集める働きと共にピントを合わせる機能があります。加齢や、全身疾患（糖尿病など）、外傷などで透明な水晶体が濁り、遮光され、物が見えにくくなります。
白内障の発生率は60歳代で65％、70代で80％以上、80代ではほぽ100％と言われています。
近視が強い場合、平均よりも早く白内障が進行することがあります。
遠視の方は水晶体が濁り、膨らむことで、緑内障が発作しやすくなるため、早めに白内障手術をうけることをおすすめいたします。

治療の流れ

1.手術前の検査・説明

術前検査は予約制になっております。
詳細な検査を行います。そのため1時間程度の時間を要します。
※白内障手術は健康保険対象です。生命保険に加入されている場合は診断書の作成が可能です。

2.点眼麻酔

麻酔は点眼麻酔となります。

3.切開

耳側の角膜周辺部を数ミリだけ切開します。痛みはほぼ感じません。

4.吸引

濁った水晶体を超音波で砕き吸引します。

5.眼内レンズの挿入

眼内レンズ挿入術後、傷口は自然に閉鎖します。傷口の縫合は不要です。
折りたためるレンズの特長を最大限活かして、小さな切開口での挿入が可能です。
レンズは専用インジェクターによる安全で清潔な挿入システムです。

6.白内障手術終了

入院は不要です。手術後10～15分で帰宅できます。
手術翌日から眼帯なしで普段の生活が可能です。
※洗顔、洗髪、化粧は通常3日目から可能。念のため医師の許可が必要です。

7.白内障手術後の診察

手術後翌日、3日目、1週間後、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後と定期的な診察が必要です。

●白内障手術前・手術後の見え方（イメージ）

よくある質問

乱視や強い近視の場合は？

白内障手術後の視力をより改善させるため、乱視がある場合は乱視矯正用レンズを使います。
強い近視、遠視がある場合も、眼内レンズ度数を個別に計算することにより改善させることが可能です。ご相談ください。

手術したあと眼内レンズは一生そのままですか？

合併症併発がない限り、挿入眼内レンズを入れ替えることはありません。
特別な手入れなども必要ありません。
眼内レンズの耐用年度は100年以上といわれています。

手術を見学できますか？

手術室には見学用の窓を設けております。ご家族や同伴の方が見学可能です。

費用について

自己負担額

【1割負担の方】約20,000円
【2割負担の方】約40,000円
【3割負担の方】約60,000円